夫婦で育児休暇を取得。岸徳は看護師としてのキャリアを諦めなくていい場所
救急病棟 山本 稜太｜HCU 山本 栞
（稜太さん）看護学校を卒業後は大阪市内にある800床以上ある高度急性期病院で5年ほど勤務。2019年4月に岸和田徳洲会病院に中途で入職し、4うみ病棟（脳神経外科）を経て現在は救急病棟で勤務。
（栞さん）看護学校を卒業後は大阪府内の大学病院で10年ほど勤務。消化器外科・整形外科・循環器内科・心臓末梢血管外科・呼吸器外科など幅広く経験を積み、結婚・妊娠を機に退職。2021年10月に岸和田徳洲会病院に中途で入職し、現在はHCUで勤務。
＜目次＞
・岸和田徳洲会病院を選んだ理由
・柔軟な働き方で受け入れてくれた
・職場でも連携、協力して働く
・子育てとの両立、夫婦で育休を取得
・看護師のキャリアを諦めなくていい場所
・今後の目標
｜岸和田徳洲会病院を選んだ理由
（栞さん）
前職は結婚・妊娠を機に退職しています。その後1人目を出産し、1歳を迎える頃に再就職を検討し始め、夫がお世話になっている岸和田徳洲会病院に入職をしました。
（稜太さん）
保育園の送り迎えのこととかを考えた時に、夫婦一緒の職場の方が何かと都合が良いかなと思って、当院への就職を勧めました。
（栞さん）
私は前職も三次救急の急性期病院で勤務していて、できれば前職で積み上げた経験やスキルを引き続き活かしていける職場で働けたらと考えていました。夫からは「岸和田徳洲会病院も三次救急で、様々な疾患・重症の患者さんを診ている病院だから合うと思うよ」と聞いていたので、入職を希望しました。
｜柔軟な働き方で受け入れてくれた
（栞さん）
出産を機に退職してから約2年間は看護師の仕事から離れていましたし、子育てをしながらの仕事復帰で新しい病院ということもあり、正直不安はありました。新しい職場での仕事と家庭・子育てのリズムに慣れるまで、始めはパートで勤務をさせていただき、半年ほど働いて「やっていける」という自信が付いたので常勤雇用に切り替えていただきました。
｜職場でも連携、協力して働く
（稜太さん）
私が救急病棟で妻がHCUなので、患者さんの送り出しで顔を合わせることは結構あります。私が受け持っていた患者さんを妻が受け持つ時には、ナースステーションで申し送りをしています。
（栞さん）
当初は周りのスタッフから「夫婦で申し送りだ！」と珍しがられていましたが、最近ではだいぶ見慣れた光景になったのか、あまり言われなくなりました（笑）。
｜子育てとの両立、夫婦で育休を取得
（稜太さん）
岸和田徳洲会病院に入職してから第二子と第三子の双子が産まれました。私も妻と一緒に2人揃って育児休暇を約1年間取得させていただきました。上司が事情を理解してくれて、職場の同僚たちがサポートしてくれている環境にとても感謝しています。
今はまだ2人とも夜勤を免除していただいていたり、保育園がお休みの日曜日や祝日には勤務シフトをお休みにさせていただいたり、かなり融通を利いていただいていると感じています。
（栞さん）
私も周りのスタッフにたくさん助けられています。夕方になると師長が「ワークライフバランスが大事やで！勤務終わったら早く帰るよ！」と声をかけながら回ってくれて、周りのスタッフは残っている共通の残務を「後はやっておくから！」と言って先に帰らせてくれます。お言葉に甘えて勤務調整させて頂いていて、とてもありがたい環境です。
｜看護師のキャリアを諦めなくていい場所
（稜太さん）
子育て理解がある職場という話はしましたが、三次救急病院である岸和田徳洲会病院には様々な患者さんが受診・入院されてくるので、多くの経験を得ることができる病院です。
中でも岸和田だんじり祭りが開催される期間中は熱中症はじめとても多くの患者さんが運ばれてくるため、「だんじりパス」という特別なクリニカルパスを組んで受け入れ体制を整えています。当院でしか味わえない経験ができると思います。
（栞さん）
私は「看護師としてのキャリアを諦めなくていい場所」だと感じます。
結婚や出産後も看護師として積み重ねてきた経験や知識・技術をずっと活かしていきたい方にとってはお勧めしたい職場です。ママさん・パパさんもたくさん在籍していらっしゃるので、結婚・出産・子育てといったライフイベントにも理解を得やすい職場です。私自身は一人目の出産がコロナ禍で、家の中で一人育児に息が詰まることもありましたが、岸和田徳洲会病院に来て周りのスタッフ達と関わることで気持ちが楽になった部分もありました。
｜今後の目標
（稜太さん）
仕事面では救急部門でフィジカルアセスメントの能力を養いたいと思います。様々な疾患の重症患者さんが運ばれてくる環境で、さらには認定看護師といった高い専門知識を持ったスペシャリストが多数在籍しており、非常に勉強になることが多くあります。現在の救急病棟で知識・スキルを磨き、将来的には救急外来でも経験を積んでみたいと考えています。
プライベートでは、元気に子どもが育ってくれることが一番の目標です。
（栞さん）
私も、子育て・家庭と看護師の仕事のバランスをしっかり保ちながら両立していきたいです。ちょうど夜勤の復帰について、お互いの病棟師長に相談をさせてもらっているところです。夜勤に入る曜日を夫と調整しながら、まずは月2回くらいから夜勤勤務を始めていこうと考えています。
子どもたちに寂しい思いをさせないようにしっかりと子育て・家庭の時間を確保しながら、看護師としてのキャリアも引き続き積み上げていけるように頑張りたいと思います。
（写真・インタビュー・文：MottoBrand 福井勝雄）
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