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認定看護師として活躍できる岸徳で目指す「看護の楽しさに気付ける人材教育」

大阪府岸和田市にある三次救急医療機関・医療法人 徳洲会 岸和田徳洲会病院の救急病棟で働く救急看護認定看護師インタビュー

救急病棟主任/救急看護認定看護師 谷口

2014年に岸和田徳洲会病院に認定看護師として中途で入職。救急外来を経て、現在は救急病棟の主任を勤める。

|私の看護師キャリア

看護学校を卒業後は大阪府内の高度急性期病院のICU等で勤務し、その後、地元・和歌山の公的病院に転職し、外科病棟・NICU・ICU・救急外来などを経験しました。前職時代に救急看護認定看護師の資格を修得し、岸和田徳洲会病院には2014年に転職してきました。

認定看護師としては、院外で市民に対するBLS普及として小・中学校教員や看護大学生・看護学校でのBLS指導を行ったり、一般市民向けの拡大医療講演でBLS講習を行ったりしています。院内ではACLS普及やRRT(院内急変対応チーム)として院内ラウンドを行い、急変の兆候のある患者さんをピックアップして急変を未然に防ぐ取り組み、病棟スタッフからの患者相談を受けフィジカルアセスメントを一緒に行うなど横断的に活動させていただいています。

|岸和田徳洲会病院を選んだ理由

認定看護師の同期が当院で働いていました。当時、認定看護師になって3年くらい経っていたのですが、自身の活動に行き詰まりを感じていました。その同期は、岸和田徳洲会病院でイキイキと認定看護師として色んな活動にチャレンジしていた。自分もある程度年齢を重ねて転職することに悩みもありましたが、認定看護師として力をもっと発揮したいなという思いが強くなり、思い切って飛び込みました。今も和歌山から約1時間かけて通勤しています。

大阪府岸和田市にある三次救急医療機関・医療法人 徳洲会 岸和田徳洲会病院の救急病棟で働く救急看護認定看護師インタビュー

|岸徳は認定看護師が活躍できる場所

実際に入職してみて、活動に対するサポート・後押しをすごく感じています。看護部長はじめ看護部とコミュニケーションが取りやすい環境で、既存の枠組みの中での活動だけでなく「新しくこういう活動をしたい」と計画したことに対して、「良いですね。まずはやってみましょう」とチャレンジさせてくれます。認定看護師としての活動のしやすさ・やりがいを実感しています。私のように、認定看護師としての活動に行き詰まりを感じている方や、これから認定看護師を目指したい方にとっては自分の力を発揮しやすい環境は、魅力だと思います。

|認定看護師を活用した人材育成

今年から、実地指導者レベルの3年目看護師に対して認定看護師が2人1組で一日行動をともにし、重症患者や状態悪化の可能性がある患者をラウンドしながら認定看護師が行うフィジカルアセスメントを学ぶ取り組みをスタートさせました。これから実地指導者として院内で活動していく若手看護師たちのフィジカルアセスメントの能力を高めていくことで、病院全体のフィジカルアセスメント力の底上げに繋げたいと考えています。今後は、救急看護やクリティカルケア分野以外の認定看護師の方々も活用したフィジカルアセスメント演習を新人教育やラダー教育で計画しています。

大阪府岸和田市にある三次救急医療機関・医療法人 徳洲会 岸和田徳洲会病院の救急病棟で働く救急看護認定看護師

|私の看護観の原点

看護学生の実習時に、ご家族がいらっしゃらない30代の肺がん末期の患者さんを担当させていただきました。症状が日に日に悪化していく中で、「治療しても仕方ない、無駄だ」となかなか心を開いてくださいませんでした。私は趣味がバイクだと知り、車椅子をバイクに見立てて「外の空気を吸って、少し気分転換しましょう」と何度も散歩に誘っては拒否されていました。実習も終盤に差し掛かった頃、ずっと拒否していた患者さんが「バイクじゃないけど、明日車椅子で散歩に行ってみる」と言ってくれました。明日は実習日ではなかったため明後日なら一緒に行けることを約束してその日の実習を終えました。そして2日後、病棟に行くと患者さんの名前は無く、亡くなっておられました。「散歩を約束している」と最期まで話されていたことを看護師さんから聞き、顔を見に行くだけでも行けば良かったと後悔しました。この経験で、自分の時間の経過と患者さんの時間の経過は違う、特にターミナル期の患者さんと関わる時は時間の進み方が違うことを肝に銘じて、時間を大切にして看護にあたらなければならないと学びました。

|私が心がけていること

「患者さんがどう生きて、死んでいきたいか?」「残されたその時間を、どう有効に使えるか?」急変の場面でも、意思決定の場面でも、慢性的な経過をたどる場面でも、患者さんがどうありたかったかを考えて時間を使うようにしています。「何がこの人にとって一番大事か?」例えば、ご家族さんも最後に伝えたい言葉があるかもしれない。でもタイミングを逃してしまうと、ずっと後悔される。ケアにあたる中で『今しかない』というタイミングが来た時には、たとえ面会が厳しい状況であったとしても師長さんと相談して、少しの時間でも良いから声をかける時間を作ってあげられるようにしています。

大阪府岸和田市にある三次救急医療機関・医療法人 徳洲会 岸和田徳洲会病院の救急病棟で働く救急看護認定看護師

|岸徳で働く人たち

救急受け入れを断らない病院なので、救急患者さんや重症患者さんが多く入院される病院です。救急が好きな人、忙しい方が好きな人、鍛えられる環境で成長したい人、私のように認定看護師の活動の場を広げたい人、これから認定看護師を目指したい人にとっては、とても素晴らしい環境が整っていると思います。

私が所属する救急病棟も、スタッフはみんな前向きでとにかく明るい。忙しくてしんどいことがあっても、それを笑いに変えて、みんなで明るく対処しています。病棟紹介の時にはいつも「忙しさ・しんどさを笑いに変えられる病棟です」と紹介しています。

|看護の楽しさに気づける教育

看護師1年目の子たちには、看護の楽しさが感じられるような教育を提供してあげたい。2年目以降の子たちには、各々の役割に求められるレベルの教育がしっかり受けられる環境を用意してあげて、仕事においてやりがいを感じられるようにしてあげたい。『看護師の仕事にやりがいを感じ、長く続けていける人材に育てる』そんな魅力ある教育内容を作っていくことが、私の今の目標です。

(写真・インタビュー・文:MottoBrand 福井勝雄)


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