介護未経験・無資格の私が、子育てをしながら看護補助者として働き始めた理由
2019年3月に看護補助者として入職。院内保育所を利用し、子育てと両立しながら勤務。2人目の子どもを出産、産休・育休を経て、現在は6やま病棟で勤務。
<目次>
・院内保育所を利用し、子育てと両立
・看護補助者のお仕事
・私が心がけていること
・子育て・家庭と両立できる仕事
|院内保育所を利用し、子育てと両立
ここで働く前は、化粧品販売の仕事を11年ほどしていました。結婚を機に仕事を辞め、その後一人目の子どもを出産。少し育児も落ち着き、子育てをしながら働ける職場を探していたところ、岸和田徳洲会病院には24時間院内保育所があるということで就職を希望しました。当時はまだ子どもが1歳だったので、院内保育所に子どもを預けられて働ける環境は大変助かりました。
|岸和田徳洲会病院との出会い
祖母がくも膜下出血で倒れて、岸和田徳洲会病院で手術・入院していたことがあります。コロナ禍前で、私も母も毎日のように面会に来ていました。そこで感じたのが、病棟で働く看護師さんたちの優しさでした。祖母のことをちゃんと看てくれているのがすごく伝わり、私たち家族に対してもすごく親切に接してくれました。当時妊婦だった私に「体調は大丈夫ですか?」と看護師さんはいつも気にかけてくれました。祖母とは病気になる前はよく一緒に出かけたりして、ひ孫のこともすごく楽しみにしてくれていて。とても悲しかった時に、ここの看護師さんたちの優しさに触れました。その時から「優しい看護師さんが多くてとても良い病院だな」「私もここで患者さんの役に立てる仕事がしたい」と考えるようになっていました。
|看護補助者のお仕事
私たちの仕事は、環境整備や清拭、お食事の準備・片付けといった入院患者さんの身の回りのお手伝いから、物品補充、検査の搬送・外回り(点滴やお薬を取りに行く)、ナースコールの対応など看護師の補助業務まで多岐に渡ります。入職してすぐの頃は、看護補助者の先輩スタッフとペアで動いて仕事を覚え、フリーの看護師さんが付いて各病棟で看ている患者さんや疾患のことについて教えてくれました。仕事の流れや個々の業務は慣れると覚えられるものばかりですが、病院は患者さんの健康・命に関わる職場なので、確認すること・注意することが多く、看護補助者の仕事も神経を使う仕事だと実感しています。
6やま病棟は心臓血管外科病棟です。私たちからは元気そうに見えても、急に容態が悪くなられたりすることもあります。検査搬送の際、ケアに入る際に勝手に自分で判断するのではなく、看護師さんにしっかり確認しながら行うことがとても重要です。
|私が心がけていること
忙しくなると、どうしても自分たちの都合で動いてしまいがちです。そんな中でも、患者さんを一番に考えて動けることを目標にしています。ナースコールが鳴って、看護師さんが他の業務ですぐに動けない時には率先して患者さんのそばに行き、私たちが声を聞いてあげて看護師さんに伝えたり、相談して私たちにできることはやってあげたい。
入院中の患者さんは外に出られることが少なく、ご家族さんとの面会時間も今は制限されています。売店に新聞を買いに行ったり、お茶やコーヒーを買いに行ったり、ちょっとした気分転換がしたい患者さんも多くおられます。看護師さんに相談をして、時間を見つけて一緒に付いて行ってあげると、気分転換になるみたいですごく喜んでくれます。
少しでも元気になってもらいたいから、これからも私たちが患者さんの声を聞いてあげて、患者さんの気持ちを考えた行動をしていきたいと思います。
|ずっと続けたい仕事
私は今の仕事がすごく好きです。大変なこともありますが、看護師さんの近くで一緒に働いていると勉強になることがたくさんあります。患者さんとの関わりの中では、私たち看護補助者の働きかけによって喜んでもらえることもあり、すごくやりがいを感じます。少しでも患者さんの役に立てていることに嬉しさを感じ、ずっと続けていきたいなと考えています。
|子育て・家庭と両立できる仕事
私は、今は日勤帯の8時半~17時で勤務しています。残業はほとんどなく帰ることができているので、子育て・家庭とも両立しながら働くことができています。
座っている時間は少なく、頭を使う仕事で体力はいりますが、性別・年齢・経験問わずどんな方でも患者さんの役に立つことができるお仕事だと思います。人の話を聞いてあげて、求められていることを探っていける。そういったコミュニケーションが得意な方とぜひ一緒に働きたいと思います。
(写真・インタビュー・文:MottoBrand 福井勝雄)
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