新人看護師座談会|忙しい。でも、一人じゃない。心臓血管外科病棟で働く1年目のリアル

「忙しい」「大変そう」
そんなイメージを持たれがちな急性期病院。
岸和田徳洲会病院の心臓血管外科病棟で働く新人看護師たちは、実際の現場をどう感じているのでしょうか。入職して約1年。戸惑い、不安、悔しさ、そして小さな手応え。
4人の言葉から見えてきたのは、忙しさの中にある確かな成長と、支え合う文化でした。
<目次>
・職場の雰囲気を一言で表すと?
・最初の壁と向き合った1年目
・先輩やプリセプターの存在
・同期がいるだけで安心できる
・私のリフレッシュ方法
・これから看護師を目指すみなさんへ

|職場の雰囲気を一言で表すと?
インタビューアー
事前アンケートで「職場の雰囲気を一言で」とお願いしたら、皆さん本当に一言で書いてくれていました(笑)。まずは、その中身から聞かせてください。
山内さんの「話しやすい環境」は、どういう時に感じますか?
山内さん
休憩の時とかですね。先輩と休憩時間が一緒になった時に、それぞれが静かにスマホを見てる感じじゃなくて、自然に話しかけてくれるんです。働いていても、話しにくい人があまりいないと感じます。
インタビューアー
それは安心しますね。
斎藤さん
私は「メリハリ」です。休憩の時は和気あいあいとした雰囲気で楽しくて、仕事の時は一気に集中する感じで、メリハリがあるなと感じます。
インタビューアー
さっきの撮影の時も、オフの時は先生を巻き込んでみんなで笑ってましたよね(笑)。
荒木さん
私は「活発」です。急性期なので、患者さんの回転も早くて忙しいですが、先輩たちがキビキビ働いていて、患者さんとのコミュニケーションも大切にしているなと感じます。
インタビューアー
忙しくてもギスギスした感じはないですか?
荒木さん
そうですね。忙しくても、テキパキと仕事をこなして、しっかりと看護をされているなと感じます。
平良さん
私は「協力的」です。受け持ちが多くなってきて、自分の業務が追いついていない時に、周りの先輩がフォローをしてくれて。
「溜まってる仕事を出して、みんなでやるから」と声をかけてもらえるんです。病棟全体で協力し合いながら仕事をしていると感じます。

|忙しい時ほど団結する
インタビューアー
似た質問になってしまいますが、皆さんが働いている6やまの「この病棟っぽいな」って思う瞬間ってありますか?
平良さん
忙しい時ほどパワフルになります!
荒木さん
確かに!緊急入院とかが入って忙しくなった時に、みんなのエンジンがかかって、さらに団結するといいうイメージはあります。

|最初の壁と向き合った1年目
インタビューアー
入職してまだ1年経っていないですが、心臓血管外科病棟でよかったと思えますか?
山内さん
思います。最初はめっちゃ不安でしたし、怖かったです。
心臓って国試でも避けていた分野で難しいので、正直配属が決まった時は、不安が大きかったです。
でも、少しずつ心電図が読めるようになったり、手術や患者さんの実際のケースと勉強した内容が結びついたりして。成長を実感できた時に、「勉強頑張ってよかった」と思えるようになりました。
インタビューアー
1年目で一番しんどかったことは何でしたか?また、どのように乗り越えましたか?
山内さん
同期と比べてしまって、「自分は全然できていない」「期待されているレベルに届いていない」と考え込んでしまった時期がしんどかったです。
プリセプターの先輩に話を聞いてもらって、自分の思っていることなどを親身に聞いてくれたおかげで、気持ちがスッキリしました。
斎藤さん
私は、自分の受け持ち患者さんが急変した時に、何をすればいいのか分からず、棒立ちになってしまったことがあります。
何もできず落ち込んでいたのですが、プリセプターの先輩が1対1で話を聞いてくれて、できていたことは褒めてもらえたり、「次はこうしたらいいよ」と声をかけてくださったおかげで、気持ち的に少し安心することができました。
荒木さん
私は、受け持ち患者さんが増えて、多重業務をこなさなければいけなくなった時期がしんどかったです。
患者さんの展開が早く、とても忙しい環境ですが、先輩や同期に相談してアドバイスをもらいながら、一つずつ確実にできることを増やしていこうと頑張りました。
平良さん
私も、秋頃から自立して、複数の業務を任されるようになった時に、優先順位を考えながら動くことがしんどかったです。経験が浅く、自分なりのやり方が定まっていなかったので、不安になることも多くありました。
そんな時、プリセプターの先輩に相談すると、「少しずつ自分のやり方が見つかっていくと思うよ。困った時はいつでも相談に乗るからね」と声をかけていただき、前向きに乗り越えることができました。
インタビューアー
最初はみんな、同じところでつまずくんですね。

|先輩やプリセプターはどんな存在?
インタビューアー
指導してくれる先輩たちは、どんな方々でしたか?
斎藤さん
きっちりしてる人が多い。清潔動作とか手順とか、みんな頭に入っていて、一つ一つ確実にできているなと感じます。
平良さん
先輩たちは「視野が広すぎるな」と思います。自分のことだけじゃなくて、周りの状況も見てくれているんです。
山内さん
どんなに忙しくても、慌てているところを見せないんですよね。先輩について行ってたら、いつの間にか丸く収まっている感じです。
荒木さん
忙しい中でも、1年目の私たちにすごく気を配ってくれていると感じます。
斎藤さん
患者さんも、私たちのことも、ちゃんと見てるなと思います。
心電図モニターがいつもと違ったら「いつから変わったんやろ」って確認したり、バイタルも、いつもと違うところがあれば「いつからやろ」って。本当に視野が広くて、全部の情報を把握しているんだなと思います。

|厳しさも、命を守るための指導
インタビューアー
印象に残っている先輩からの指導はありますか?
平良さん
術前患者さんの対応で、自分なりに判断してしまったことが間違っていたことがありました。その時に「命を預かっている以上、そこはしっかりして」と厳しく指導を受けました。次に同じことをしないための学びになりました。
山内さん
言ってもらえるからこそ、次につながってくるよね。
斎藤さん
自分では気づけていない部分に気づかせてもらえるので、めちゃくちゃありがたいよね。
山内さん
褒めてくれることも多いです。プリセプターの先輩が一番近くで見てくれているので、落ち込んだ時とかに「できてるやん」と言ってくれて。些細な一言でも、「できているんだ」と思えると嬉しいですし、前向きになれます。「4月と比べてすごく成長しているし、もっと自信を持っていいよ」と声をかけてもらえた時は、本当に嬉しかったです。
荒木さん
私は言語化が苦手で、話が詰まってしまうことがあるんですが、先輩方が真摯に向き合ってくださったので、頑張ろうと前向きになれました。プリセプターの方は、道に迷った時や不安がある時に1対1で寄り添ってくれて、先輩がいることで本当に救われました。
平良さん
夜勤中に急変や緊急入院が重なって忙しい日があったんですけど、患者対応や配膳など自分にできることを考えて動きました。
夜勤明けに先輩方から「本当に助かった。ありがとう」と声をかけていただいて、とても嬉しくて、今でも印象に残っています。

|同期がいるだけで、安心できる
インタビューアー
ベタな質問ですけど、同期の存在ってどうですか?
山内さん
たまにシフトで、1年目が一人だけの日があるんです。
斎藤さん
その時は心細いです。
荒木さん
私も絶対見ます。「今日は同期いるかな?」って。
インタビューアー
シフトを見て、みんながお互いに安心するんですね。
(全員うなずく)

|「ここに来てよかった」と思えた瞬間
インタビューアー
皆さんが「ここで働いてよかった」と実感した瞬間は、どんな時ですか?
山内さん
患者さんが優しい方が多くて、ルート確保で何度か失敗してしまった時に「練習やな」「頑張れ」と声をかけてくださったことがありました。
病棟の師長さんや主任さん、プリセプターの方々も優しく、いつも気にかけてくれる環境があることにも、ここに来てよかったと感じています。
斎藤さん
術後にADLが低下した患者さんが、リハビリを頑張って自宅に退院された時や、急変した患者さんが元気に退院される姿を見られた時です。回復していく過程を間近で見られることに、やりがいを感じます。
荒木さん
退院された患者さんが、リハビリなどで来院された時に「入院の時にはお世話になったね。元気になったよ」と声をかけてくださって、とても嬉しかったです。
平良さん
入院生活に不安を抱える患者さんやご家族の話を傾聴する中で、「平良さんだから何でも言えるし、甘えられる」と言っていただけたことがあります。名前を覚えて声をかけてもらえた時も、ここで働いてよかったと感じました。患者さんの存在が、自分にとっても大きな心の支えになっていると実感しています。
インタビューアー
働く中で、患者さんの存在そのものが支えになっているんですね。
(全員うなずく)
インタビューアー
就活中の自分に、今ならどんな言葉をかけたいですか?
平良さん
「この病院を選んでくれてありがとう。毎日成長を感じながら働けているよ」と伝えたいです。
最初は急性期に行きたくなかったんです。でも母も看護師で、「最初の3年間は急性期で学んでおいた方がいい」と言われて。でも、働いていくうちに知識が身につきましたし、心臓は一番大事なところなので、ここを理解しておけば、これからの自分の力になると思えるようになりました。
入職前は忙しく、残業も多く、先輩方も厳しいというイメージを持っていました。実際に働いて見ると、忙しさはあるけれど、病棟全体で協力し合いながら業務を行っているため、ワークライフバランスも取りやすいと感じています。
先輩方も優しく相談しやすく、時には的確に指導していただけるので、自分自身の成長も実感できています。

|私のリフレッシュ方法
インタビューアー
仕事終わりや休日は、どんなふうにリフレッシュしていますか?
山内さん
仕事が終わったら、すぐ家に帰ってご飯を食べます。休日は甥っ子や姪っ子と遊ぶことでリフレッシュしています。
落ち込んだ時は溜め込まないように、母に話を聞いてもらったり、甘いものを食べたりして気持ちを切り替えています。
それと、気持ちのスイッチを入れ替えるためにも、職場と家との距離は大事だと思います。朝が早い日や残業がある日もあるので、通いやすさや通勤時間は重視した方がいいと思います。
斎藤さん
私は寝ることが好きなので、目が完全に覚めるまで何度寝もします。
(周囲から「分かる…」と笑いが起こる)
荒木さん
私は好きな音楽を聴いたり、ぐっすり眠れるように湯船に浸かるようにしています。
平良さん
私も邦ロックが好きで、休日には好きなアーティストのライブに行っています。生の音楽に触れると気持ちがリフレッシュできて、前向きな気持ちで仕事に向き合えるようになります。
自分の趣味やリフレッシュ方法を見つけておくことは、長く働き続けるための心の安定につながると感じています。
インタビューアー
忙しい毎日の中でも、それぞれが自分なりの切り替え方を持っているんですね。

|これから看護師を目指す皆さんへ
インタビューアー
では最後に、これから看護師を目指す学生さんへメッセージをお願いします。
山内さん
岸和田徳洲会は、気持ちのスイッチを入れ替えることができる人に向いていると思います。
急性期病院なので、想像通り忙しさはありますが、自分のスキルアップにつながることがたくさんあります。
しんどいことも多々ありますが、患者さんとの関わりが日々のやりがいにつながっています!
斎藤さん
知識や技術を身につけたい人、落ち込むことがあってもへこたれず、諦めない人に向いていると思います。
急性期病院は想像以上に大変で忙しいですが、その分できることが増えて、達成感をすごく感じることができます!
平良さん
好奇心を持って新しいことに挑戦できる人や、周りと協力しながらテキパキ行動できる人に、岸和田徳洲会病院は合っていると思います!
荒木さん
向上心が高く、急性期でたくさん経験を積みたい人、勉強することが好きなタイプの人に向いていると思います。
実習や国家試験の勉強で大変な時期だと思いますが、夢に向かって頑張ってください。岸和田徳洲会に入ったら、心強い同期や先輩に出会えるので安心してください!
インタビューアー
忙しさの中にも成長とやりがいがあり、支え合える仲間がいる。皆さんの言葉から、そんな現場の姿が伝わってきました!
(写真・インタビュー・文:MottoBrand 福井勝雄)
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